北十字学園探偵部
ガチャとドアが開いた。

「ブラッククラウンが攻めてくるぞ!」
一斗の声だ。

「くそ、やりすぎだ。音笛め、抑えきれなかったか」
松夫がいった。

「早く引き上げましょう」
総太がいった。

三人は外に出て行った。

私は生きた心地がしなかった。
でも作戦は成功だ。

これで全ての謎が解けた。

全ては教頭の陰謀だったんだ。

私はロッカーを飛び出すと部室に走り込んだ。

途中、ブラッククラウンが何人も走り去っていった。

「バックヤードユニオンを探せ!あいつらも今日で終わりだ!」

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