北十字学園探偵部
「今ちょうど結城先輩と話してたところです」

「結城、お前の意見を聞きたい」

「分かりました」
というとのぞみは立ち上がった。

「俺、あ、失礼。私はまだ二つの事件が関係しているのか、いないのか分かりません。どちらもブタというキーワードが使われている理由もまだ分かりません。ピッグ事件が単なるいたずらで、今日の事件は模倣犯の仕業かも知れません。それであればことは単純です。しかし……」

「しかし?」

「もし同一犯であれば恐ろしく頭のいいやつに間違いありません」

「何故?」
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