まだ見ぬ明日へ〜to unseen tomorrow〜
完全に私が、心閉ざしてたんだと思う。

親から虐待受けてたこと、ネグレクト受けてたことを誰かに言おうなんて思ってもなかった。

だけど、古典の授業で先生が『Itと呼ばれた子』についての話しをした時があったの。

その時、泣きそうになった。
初めて、他人に助けて欲しくなった。
話しを聞いて欲しくなった。

でも、言えなかった。
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