まんまと罠に、ハマりまして
「渡来さん。そこ終わったら、会議室のセッティングお願いしていい?」
「はい。わかりました」
次の日。
課長との余韻に浸る暇もなく、朝から少しバタバタしていて。
動きながら、チラッと課長に目をやるも。
今日は、新商品の広告の打ち合わせ。
取引先の、大手広告代理店。
キュービックの担当者さんが来る。
「これ、追加でコピーお願い」
「はい」
もちろん、私はその打ち合わせに直接参加するわけではないけど、サポート役で少し、関わらせてもらっていた。
身内側、というよりは、外側。
つまり、購買者側目線で、客観的に見る側。
BAとしての経験を生かして、という事らしい。
と言っても。
そんな大層な意見なんて、まだまだ言える立場ではないんだけど…。
でも、私がこの課に移動になったのは、それでなのかなって。
自分なりの解釈だけど…。
それでも。
新商品。
雑用でもなんでも、関われるのは嬉しいし、楽しくて。
「渡来」
「あ、はい」
「これもコピー頼む」
「わかりました」
いつもよりも自然に。
【部下】の顔が出来ているような気がしていた。
「はい。わかりました」
次の日。
課長との余韻に浸る暇もなく、朝から少しバタバタしていて。
動きながら、チラッと課長に目をやるも。
今日は、新商品の広告の打ち合わせ。
取引先の、大手広告代理店。
キュービックの担当者さんが来る。
「これ、追加でコピーお願い」
「はい」
もちろん、私はその打ち合わせに直接参加するわけではないけど、サポート役で少し、関わらせてもらっていた。
身内側、というよりは、外側。
つまり、購買者側目線で、客観的に見る側。
BAとしての経験を生かして、という事らしい。
と言っても。
そんな大層な意見なんて、まだまだ言える立場ではないんだけど…。
でも、私がこの課に移動になったのは、それでなのかなって。
自分なりの解釈だけど…。
それでも。
新商品。
雑用でもなんでも、関われるのは嬉しいし、楽しくて。
「渡来」
「あ、はい」
「これもコピー頼む」
「わかりました」
いつもよりも自然に。
【部下】の顔が出来ているような気がしていた。