まんまと罠に、ハマりまして
課長は私よりも年上で、経験も私なんかよりずっと豊富で。
今のこの状況も、よくある事と、余裕があるんだろうか?

だから。
何も言ってくれないし、いつも通り。
ただの【上司】でいられるのか?

これが、


「大人の恋愛…?」


なんだとしたら。
やっぱり、私は…。


「─────」


課長への切なさに、圭くんへの罪悪感も入り交じって。
涙が止まらなかった。

受け身なだけの私は。
課長を責める権利なんて無いのは、充分に分かっていたから…。

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