まんまと罠に、ハマりまして
なぜだか。
喉元を過ぎたはずの冷たい水の感覚が、まだ鮮明に残っていて。


「……………………」


また。
切なさが込み上げてきた。
涙と一緒に…。

明日が休みで、


「…ほんと、良かった」


心底思った。
だって、涙は。
結局そのまま、止まってくれなくて。

私は初めて。

泣き明かして、朝を迎えた。














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