まんまと罠に、ハマりまして
あんなに泣いて、泣き明かしたんだし。
かなりスッキリするのかと思いきや。
やっぱり気持ちは同じで。

重いまま…。

泣き損じゃない?
思ってしまう。

体中の水分が出尽くしたんじゃないかと思うほど泣いたのに。
このむくみ…。


「…お湯ためよう」


昨日はシャワーすら浴びずに寝てしまったことを思い出して。
むくみを和らげるためにもと、お風呂のスイッチを押す。

お湯が溜まるまで、取り敢えず目だけでも冷やそうと、保冷剤を出そうとした時。


~♪~♪


スマホが鳴った。

< 229 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop