まんまと罠に、ハマりまして
「!」


私はハッとする。
そうだ。
課長を振り払って、逃げ出してから。
結局、課長からのLINEを見てはいなくて。

つまり。
ずっと無視状態…。


「そう。そうだった…」


ちゃんと読もうと思ったあの日、ゆきのさんと会って、伝言を頼まれて。
結局そのまま、私は課長からのLINEを見られてなかった。

それを、分かりにくいとか。
一体、


─どの口が!?


って感じで。

私は慌てて、課長からのメッセージを遡る。
あの日、無視してしまった。
課長の気持ちを。

そこには…。

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