まんまと罠に、ハマりまして
課長の戸惑う顔。
課長に何を言われても尚、まだどこか余裕のあるゆきのさん。

そして。

そんなふたりを前に、何も口に出来ない私…。

でも。
課長は全てが解決したからと、私に連絡をくれて。
だから今、私はここに居るはずで。

課長は、嘘をつく人じゃない。

それだけは、確信していて。
課長はほんとに、全てが解決したと思っていたはず。

でも。


「目を覚まして、千暁。どう見ても、あなたの横にいるべきなのはこのコじゃない。私よ?」


ゆきのさんは……。




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