まんまと罠に、ハマりまして
そんな事を思いながら、その日1日、課長を気にしながら仕事をしていたけど。


「お疲れさまでした」
「お疲れ」
「お先に失礼します」
「あぁ。お疲れ」


やっぱり私には、いつもと違って映って。


「お疲れさまでした。お先に失礼します」
「お疲れ」


課長に挨拶して社を出てすぐ。


【今日はゆっくり休んで下さいね】


LINEした。
だってやっぱり、どう見ても今日はいつもより元気もなくて。
や…いつも元気いっぱいっていうタイプでは、もちろんないんだけど。
心なしか、顔色も良くなかった気がする。

とりあえず、社内にいる間は、プライベートなLINE。
返事は来ないだろう、思って、駅へ向かうと。


~♪


「…え?」


ケータイが鳴った。
< 307 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop