まんまと罠に、ハマりまして
でも。
私が今、ここにいる本題。

メガネをかけて、PCに向かっている課長。
完全に、仕事モードにしか見えなくなってくる。
心なしか。
怖い気も……。

キーを打つ手も速い。


「渡来の希望は?」
「…え?」
「俺にして欲しくない事とか」
「え、してほしくない、事、ですか…?」
「お試し終わるまで。俺は仮でしかないから」


口調も。
淡々としてない?
気のせいか、感じてしまう。
やはり。

ツンデレ・スイッチ…?

なんて。
またもや考えてしまう私は、だいぶ余裕が出てきてるんだろうか?(笑)


「渡来?」
「あ、はい!」


ヤバイ。
また、顔に出てしまう…。
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