まんまと罠に、ハマりまして
─あーーーーー!


…と。
若干、パニクりながらの出社となり。
恐怖心の次は、緊張との戦いに…。

私はいつも、どうしてこうもツメが甘いのか。
恐怖心を克服出来た事で、昨日の私は安心しきっていた。

でも。
幸い、と言うべきか。
私の声が裏返るのは、いつもの事で。

お昼休み。


「昨日の二人きり残業。かなり堪えたんだね」
「気持ち察するよ」
「頑張れ!」


…と。
妙にみんなに励まされ。

逆に。
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