まんまと罠に、ハマりまして
「お試し期間、だっけ?そこまでしてつき合いたい相手に、余計に怯えられて。逆ならどう?」
「や…。怯えてるわけじゃ…。今は…」
けっこうズバズバ言われたり、さっきみたいに思いっきり笑われたりもするけど。
その答えは的確だし、バカにされてるわけじゃない。
だからいつも、みどりちゃんと話した後はスッキリする。
「今はって。ほんと翼ちゃん、ウケるわ」
課長との事を話したくて話したくて!
今日は兄が飲み会でいないと聞いてやって来た。
「で?冷蔵庫はなんだって?」
「ほぼ自炊らしくて。週末は時間があれば作りおきもするからって」
「へぇ~。ほんとに料理上手なんだ」
「うん。かなり!」
「何だか、聞けば聞くほど完璧な感じだね」
「そうなんだぁ」
「広報部に異動になった時は、ただひたすら恐怖しかなかったのにね」
「や…。怯えてるわけじゃ…。今は…」
けっこうズバズバ言われたり、さっきみたいに思いっきり笑われたりもするけど。
その答えは的確だし、バカにされてるわけじゃない。
だからいつも、みどりちゃんと話した後はスッキリする。
「今はって。ほんと翼ちゃん、ウケるわ」
課長との事を話したくて話したくて!
今日は兄が飲み会でいないと聞いてやって来た。
「で?冷蔵庫はなんだって?」
「ほぼ自炊らしくて。週末は時間があれば作りおきもするからって」
「へぇ~。ほんとに料理上手なんだ」
「うん。かなり!」
「何だか、聞けば聞くほど完璧な感じだね」
「そうなんだぁ」
「広報部に異動になった時は、ただひたすら恐怖しかなかったのにね」