まんまと罠に、ハマりまして
『渡来は?けっこう夜更かし?』
「私、ですか?今日は兄夫婦の家に居て」
『兄?』
「あ、はい」
『お兄さんか。あと、兄弟は?』
「いません。兄、ひとりだけです」
『へぇ~、そっか。渡来、末っ子なんだ』
「はい」
『そんな感じはしなかったな』
「そう、ですか?」
『甘え上手じゃなさそうだし』
「えっ!?」
もしかしたら。
課長も、ほろ酔いなんだろうか?
『あぁ。俺に馴れてくれれば。甘えてくれるのかな』
「!」
『楽しみだな。渡来が甘えてくれるの』
「か、課長!?」
思わず顔が熱くなってしまうような事を、さらりと口にして、笑っていて。
「私、ですか?今日は兄夫婦の家に居て」
『兄?』
「あ、はい」
『お兄さんか。あと、兄弟は?』
「いません。兄、ひとりだけです」
『へぇ~、そっか。渡来、末っ子なんだ』
「はい」
『そんな感じはしなかったな』
「そう、ですか?」
『甘え上手じゃなさそうだし』
「えっ!?」
もしかしたら。
課長も、ほろ酔いなんだろうか?
『あぁ。俺に馴れてくれれば。甘えてくれるのかな』
「!」
『楽しみだな。渡来が甘えてくれるの』
「か、課長!?」
思わず顔が熱くなってしまうような事を、さらりと口にして、笑っていて。