まんまと罠に、ハマりまして
その声を聞きつけて。


「ちょっと、何事!?」


驚いたみどりちゃんが、勢いよく、ドアを開ける。


「みどりちゃーん!」


私はその夜。
奇声(?)を発してしまった事を、謝りもせず。
救世主!とばかりに、みどりちゃんに泣きついて。


「え、ちょっ、どうしたの!?」


またみどりちゃんを驚かせつつ。
兄がそろ~りと、朝帰りしてくるまでの間。
ただ延々と、名字で呼ぶか、下の名で呼んだ方がいいのか。
同じ質問を、投げかけていた。















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