2番目の彼女。
 「ドンマイ、三嶽」
 「三嶽のその人懐っこさ、やっぱり嫌う人もいっるて」






 後ろから聞こえてくる、男子たちの話し声。



 ああ、嫌だ。



 最悪。



 これじゃ、悪目立ちじゃない。



 クラスの人気者に対してあまりよろしくない態度を取った、馬鹿女。


 
 そんなんにはなりたくない。



 最悪。



 くそ三嶽、覚えてろ。
< 11 / 18 >

この作品をシェア

pagetop