2番目の彼女。
 中学の時から、良平は皆の人気者。



 そんな良平が、一番一緒にいた女子は、多分わたし。



 人気者と、地味でつまらない奴のコンビ。



 わたしは何も言われなかったけど、きっと良平はそれなりに色々あったんだろうな。



 そう思うと、とても申し訳ない気持ちになった。






 「へー。ハナちゃんっていうの?」






 そう言ってきたのは、ノッポさんの隣、165前後と小さそうで、それなりにガッチリしたお方。



 


 「いや、ハナっていうのは、ニッ………」






 クネーム、と良平は続けずに、わたしを見た。






 「自分で挨拶、してみなよ」 
< 13 / 18 >

この作品をシェア

pagetop