×ルームメイトの内緒話×
「ただいまー」
「え、兄ちゃんかわいー!!」
リビングに入ったとたん突っ込んできたのは、一番下の星地。
こいつももう……小5になるのか。
まだまだちっちゃいままだ。
「星地、久しぶり」
「久しぶり、姉ちゃん!」
……髪伸ばしただけで、ここまでみんなに姉ちゃんって呼ばれるなんて。
何この奇跡……!?
「初めまして、如月紺です」
「うわー、本物!? すげー!」
「……はは、紺、有名人だね」
「そりゃ、テレビも結構出たからなァ」