引き籠もりの双子の姉を救った俺。







許されない想いに気づいた時

心臓が凍りつくくらい絶句した。




でも、止められなかったの。





罪悪感と恋情は日々募り、


苦しいものへと変わり、


やがて耐えられなくなった。






思考に反して
身体は、彼を想っていた。





だからいつしか、

逃げるようになってしまった。





私の想いを許されない、
と語る現実から。








できるだけ冷たくしても
痛むのは私の心。



そして増してく想い。




“好き”に、メリットなんかない。



できることならやめたかった。



そして、つい最近まで、
この恋が終わるんじゃないかって
期待してた。







でも、それも崩れ落ちてしまった。









きっと、私たちが、近過ぎたせい。










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