引き籠もりの双子の姉を救った俺。
ヤナギダさんが家に来てから
数日が経った。
広樹はその翌日から、
万全ではなさそうだったけど
高校に行った。
…“あれ”から全く話してない。
ただのアクシデントだったら、
また、違ったかもしれないけど、
あれは…
広樹が
私とヤナギダさんと勘違いして…。
「はぁ…」
何度目になるだろうか、
私はため息をついた。
思い出すたび、複雑な気持ちになる。
憂鬱な平日の昼間。
PCの画面を見つめて過ごす。