タッチで恋愛!魔法大会トリスト
「シーの奴、またあんな事言って…。」
「?」
「アイツ、こういう話題が大好きなんですよ。魔獣のくせして。」
「でも、カワイイから憎めないのよね。」
「そうですか?その辺の猫の方がカワイイと思いますけど…。」
「あ、一つ言い忘れてたにゃ。」
再び、後ろから声。
「うわっ、また出た。」
「幽霊みたいに言…。」
「で?言い忘れてた事って何だよ?」
「…結乃の副作用、凰は知ってるかにゃ?」
「副作用?」
「言わないで、シー!」
私は叫んでいた。だって、こんな事言われたら、私…。
< 120 / 270 >

この作品をシェア

pagetop