タッチで恋愛!魔法大会トリスト
「…うん…。」
私は寝返りを打った。すると、私のすぐ目の前に凰くんの顔があった。
凰くんの顔のパーツの一つ一つが、私の視界に飛び込んでくる。目、鼻…。どれを見ても、それはイケメンの持つパーツだった。
だが、私はそこから身動きを取れずにいた。
振り向いた拍子に、私の唇が…。
「んっ…!」
凰くんの唇に触れていたのだ。
凰くんの男子とは思えない柔らかい唇が、私の唇を刺激する。前のキスとはまた違う匂いのする吐息が、私の鼻に優しく触れる。
二度目の、キスだった。
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