タッチで恋愛!魔法大会トリスト
「シー!」
「任せとけだにゃ。」
トークンがどこからともなく剣を取り出し、私達の方に向かってくる。
「肉球の力、見るがいいにゃ!」
シーお得意の、肉球カウンター(と、私は呼んでいる)が、剣を受け止め、跳ね返す。反動を受けたトークンは倒れ、消えた。
「これで二対ニだにゃ。今度はこっちからいくにゃ!」
シーが呪文を詠唱すると、体育館内にキラキラとダイヤモンドダストが舞い始めた。
「喰らえだにゃ!」
ダイヤモンドダストは一ヶ所に集まり、巨大な氷の竜巻を作った。そして、それはトークン達の方へと動き出した。
「ストップ!この場合はシーがいれば大丈夫だね。じゃあ、次。宇佐木が拘束された場合。」
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