タッチで恋愛!魔法大会トリスト
トークン達がよみがえった。
「結乃。」
「ん?」
「回復よろしくだにゃ。」
「うん。ちょっと待ってね。」
私はシーを抱きしめる。こうして見ると、やっぱりただの猫だった。でも、本当はすごく強いという事を、私は知っている。
「さて、じゃあ拘束!」
凰くんが拘束される。そして、トークン達が一斉に私達の方に向かってきた。
「結乃、たまにはお前がやれよ。」
「…うん。」
今の私には、もうほとんど魔法は使えなかった。でも…。
「手を貸してやるにゃ。」
シーのこの言葉で、私は戦う事ができるのだ。
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