タッチで恋愛!魔法大会トリスト
この町は、夜も活気があった。通りは人でにぎわい、店の明かりは灯り、家からは楽しそうな声が聞こえてくる。
「あ、カワイイ~!」
洋服店の服の可愛さに、私は見とれてしまった。…と言っても、それはウェディングドレス。私には、まだ早かった。
「…しかも、すっごい高い…。」
「じゃあ、俺が買いましょうか?」
「えっ!?」
「なんてね。今の俺には無理ですよ。でも…いつかは、先輩のドレス買いますから。」
「も~。そういうのは、本当に買う時だけにしてよね。」
…あれ?今、さりげなくプロポーズされた…?いやまさか、違うよね。
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