タッチで恋愛!魔法大会トリスト
「…あれがインファントムの女?」
「そのようですね、セバスチャンお姉様。」
「ふぁぁ…何か弱そう…。」
「私達の敵ではないわね。私達と会えるかしら。」
「会えますよ。まだ見ぬ相手と戦う、それがお姉様の目標なんですから。」
「一回戦で…負けそう…。」
「ふふっ…。なかなか面白い事言うじゃない、ジャスティン。じゃあ、そろそろ帰るわよ。」
「はい、お姉様。」
「ふぁぁ…ねむむ…。」
こんな会話が、私達のすぐ近くでされていた事など私達はつゆ知らず、トリスト一回戦に向けての練習を続けていた。だが、私は…。
「…あれ?」
私の体に起こった、ある異変に気づいていた。それは、新先輩も言っていた、あの事だった。
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