紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「2人でお笑い芸人になれば儲かるよ」

優羽は皿を洗いながら言う。

お笑い芸人…?

「何でこんな年寄りとお笑い芸人にならないといけないんだよ!?」

「こっちの台詞だ!」

はぁ…。

「もう疲れた…年寄りの相手をするのは疲れるな…」

「だから年寄りじゃねぇって!」

そんなにこだわらなくても…。

「康太~♪お皿が割れちゃったぁ~♪」

…………。

「優羽…自分で片付けられないのか?」

「手伝って♪」

うっ…可愛い…。

「手伝ってやるよ…」

「ワ~イ♪」

優羽…。
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