紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~

飛ばしてやるよ

どれだけ歩いただろう?

朝日が昇って来た。

山へ…行っている。

そこなら…星が見られるかな?

空に近付けるね。

羽が生えれば…飛べるね。

「チュン…チュン…」

鳥…?

顔を上げると、鳥がフラフラと飛んでいる。

「やだっ…危ないよ!ちゃんと飛んで!」

落ちそう…。

鳥の真下に行くと、鳥が、ひゅーと落ちて来た。

ポスッ

鳥は私の手の平に乗った。

「大丈夫…?」

羽の色が…綺麗…。
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