紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「俺が飛ばしてやるよ…」

えっ…?

「ピィー!!」

フワッ

「キャッ…」

地面から足が離れて、空がちょっとだけ近くなった。

「先生…何でここに…」

「俺に不可能は無い!」

先生は私をグルグルと回す。

「ちょっと…せんせ…ふぇっ…」

先生の首に手を回し、首に顔を埋める。

「春川…」

「せんせぇ…どこから話、聞いてた?」

「えっ…良いシーンでいきなりなんだよ」

気になるもん…。
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