紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「いてっ!引っ張るなよ!」

「ピィー♪」

ぴっぴも口で髪の毛を引っ張る。

「うわっ…」

ヨロヨロと先生は動き、最終的には、私と一緒に転んだ。

「ピィー♪」

ぴっぴは予測していたみたいに、私と先生から離れた。

本当に凄い鳥だなぁ…。

「いてて…大丈夫か?」

「大丈夫だよ」

先生は素早く立ち上がり、私の手を引く。

「ありがとうござい…ひゃっ…」

急に抱締められ、変な声を出してしまった…。
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