紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「優羽…優羽っ…」

ねぇ先生…?

何で私を抱き締めるの?

先生…。

何で私の名前を呼ぶの…?

期待しても…自惚れても良い…?

「ピッ…ピッ!」

「ぴっぴ…?どうしたの?」

先生が私から離れる。

「さ…帰るか…」

帰る?

「どこに帰るの?」

「決まってんだろ!お前ん家だよ!」

先生…。

「でも…私…怖いよ…」

何が起こるか予測不可能な現実に…向き合わないといけないの?
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