紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
消えたように…もう無くなった思いのように振る舞っていた。

だけど本当はココロの奥に合って…。

お兄ちゃんを忘れたふりをしていた…。

そして…5歳で…二回だけ紙ヒコーキを飛ばしたんだ…。

そして中学生になって…何回飛ばしただろうか?

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「せんせ…」

お兄ちゃんはすぐ目の前にいる…。

気付かなかったふりをしていた…。

だけど本当はずっと前から気付いてた…。

「お兄ちゃん…」

先生が…お兄ちゃんなんだ…。
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