紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「仕方ないじゃん!バカなもんはバカなの!」

「ハイハイ…落ち着けって」

うぅ…。

私はオレンジジュースを飲み干す。

「はい。分かるか?これとこれをかけるんだぞ?」

先生は穏やかな口調で説明する。

「え?あ…う?ん?」

私が首を傾げると再び先生が怒り出した…。

「お前なぁ!優しく教えてやってんだから分かれよ!」

「うぅ…一生懸命考えてるもん」

再び頬を膨らませると先生は、はぁ…と溜息をついた。
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