紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
何か…さっきから喧嘩ばっかりだなぁ…。

仲良くしたいのに…。

「優羽」

ビクッ

急に先生が私の名前を呼んだから身震いした。

「なぁに?」

私は首を傾げて微笑んだ。

「いや…何でもない」

「?」

どうしたんだろう?

「ねぇ先生…」

「ん?なんだ?」

私はトコトコと膝を使って先生に近付いて…

ぼふっと先生に倒れ込んだ。

「春川…!?」

「頭痛いよぉ…気持ち悪い…」

先生が私の額に手を当てた。
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