紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
先生は今…何してるんだろう?

自分のクラスを見守ってるのかな?

それとも文化祭を楽しんでるのかな?

あっ…ちゃんと宣伝しなきゃ…。

「北校舎二階にお化け屋敷…」

ガシッ

言い終わる前に腕を掴まれた。

振り返るといかにもヤンキーって感じの人がいた。

「あのっ…何ですか?」

「なぁなぁ姉ちゃん♪俺らと一緒にイイ事して遊ばない?」

ツレの人達が私の肩を抱く。

《ぃや…》

血の気がサーと引いた気がした。
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