紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「この手も!うわっ!凝ってるなぁ!」

「もう…先生!」

「ん?何だぁ?」

ドキッ

先生はすっごく優しい笑顔をしてて…。

「せんせ…い…」

「春川…?」

──サビシイのは嫌だよ…。──

──ひとりは嫌だよ…。──

──スキって伝えたいよ…。──

「先生……き…です…」

「ん?なんだ?聞こえない。」

先生の手を握り締めた。
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