紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「うんっ…元気だよ!」

《ソッカ…安心シタ…》

私…自分と話してるんだ…。

《モウ…行カナキャ…バイバイ…ユウ…》

「うんっ…バイバイ!」

フワッ

体が浮いた。

《マタ…一週間後…会オウネ…》

「一週間後…うん!またね!」

ピカァ

世界が真っ暗になった。

──優羽!──

先生…?

今…どこにいるの?

見えないよ…。

真っ暗で…何も見えないよ…。

──優羽!お~い──


「せん…せ…」

声を出した。

不思議な感じ…。

さっきから天使と喋ってたのに、ずっと喋って無い感じがする…。
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