紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「どうゆう事だよ…?」

「私…うっ…」

ズキンッ

胸の辺りが…痛い…。

死神を見るといつもと違い、笑ってない。

怒ってるんだ…。

さっき先生に言ったから…。

「ぃ…たぁ…」

心臓が縮む感じ…。

私の体はもう死神に支配されてるの?

「大丈夫か…?」

「う…ん…」

ズキンッズキンッ

痛い…痛いよ…。

「先生…私…」

「今は何も言うな…」

先生は優しく私の背中を撫でる。

「せんせぇ…」

面倒な女でごめんね…。

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