紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「先生…ふぇっ…せんせぇ…」

先生が大好きなの…。

離れたくないの…。

こんな願いも叶わないの?

「せんせー…私っ…先生の側にいたいよ…離れたくないよ…」

手を伸ばしたい幸せ…。

伸ばしても意味が無い願い…。

私に幸せと言う物はあるの?

「優羽…」

「んんっ…ふっ…」

お願い…その唇が愛しいの…。

離さないで…。

「ひぁっ…」

先生の唇が私の体を這う。

「先生…抱いて…?」

「優羽…怖くないのか?」

怖い…。

「怖い…けど…」

先生の…その肌の温もりを感じたい…。

「優羽…陸人って呼べ…」

「りく…と…」

チュッと先生は私の額にキスした。
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