紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
もしかして…先生、私が…今日、死ぬって気付いてる………?

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「次は観覧車、乗ろう♪」

「うんっ…」

午後5時。

あともうちょっとで帰る。

だから…最後のしめ…観覧車。

私…もうすぐ死ぬんだ…。

観覧車はあとちょっとで乗れる…。

パァンッ

頭の中で鈍い音が響く。

あっ………。

死神は私をしっかりとみつめてる…。

もう………『死ぬ』

《ユウ………》

「分かってる…」

「優羽?どうした?」

先生………好きだよ………。

次は私達が観覧車に乗る番…。

「先生………バイバイ!」


私は…最高の笑顔で笑って…先生の唇にキスした。

「何アレ~?テレビの撮影かなぁ?」

「キスしてるー!」

「何か…悲しそう…」

周りはざわついてる。
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