紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「先生…大好きだよ…」

「優羽!?」

私は観覧車に乗った。

ギリギリだったからすぐに扉が閉まった。

「優羽!!お前…もしかして…!?」

「せんせっ………ごめんね………」

私…死ぬの…。

涙が溢れた。

「優羽!!優羽!!」

「陸人…愛してるよ…!」

先生を愛してる…。

先生を愛してます…。

「死神さん…やって……」

死神は静かに頷く。


私…先生の優しい羽になるよ…。

先生、前に名前の意味を考えてくれたよね?

優は分かったけど羽は分からなかったよね?

私…思うの…。

羽は…羽のまま。

皆の優しい羽になるよ!

「先生……ありがとう…」

ガッシャン

「キャァァァァ!!」

叫び声が頭に響いた………。
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