紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「あれ…?春川…熱いぞ?」

先生は私の額に手を当てる。

「風邪だな…」

先生は私をベッドに寝かせる。

「お前、昨日どこで寝た?」

「床…」

先生は私の額に熱ピタを貼った。

「バカ…床で寝るなよ」

床は関係ないと思う…。

だって昨日…先生がキスしたから…。

「薬、飲め」

「うん…」

私はゴクンッと薬を飲む。

そこから意識は飛んだ…。

でも先生が…

「春川は大事な生徒なんだから…」

と、言って、傷付いたのは覚えてる…。
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