紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「はぁ…はぁ…」

「ゲホッ…うぇっ…」

疲れた…。

短い距離だけど疲れた…。

先生は国語担当の先生だから、

国語教科室にいるかな?

つか、まだ早い時間だからいないかも…。

コンコン

私と康太はドアをノックする。

「はーい。どうぞぉ~」

この低くて若い声は…秋田先生だ…。

「失礼します…」

「おう!新垣と、…春川…」

先生が私を見つけた瞬間、声が変わる。
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