紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
私、何かしたっけ?

「あの…優羽の眼鏡は?」

康太は私を後ろに隠す。

「康太…?どうしたの?」

康太が先生を…睨んでる?

康太は常に優しいから人を睨むってそんなに無い事だ。

先生も康太を睨んでる。

「あのー…」

私が声を出した瞬間、二人共、睨むのを止める。

「先生…眼鏡は?」

康太は私の手を握りながら先生に言った。

「眼鏡…?春川の…?…家にある…」

い…え?
< 52 / 285 >

この作品をシェア

pagetop