紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
第二章 好きの形

溢れる思い

「ごらぁーー!!」

甲高い声が頭に響いて私は肩を揺らす。

「優羽ー!先生ー!」

急に耳を引っ張られる。

「ひゃっ…」

「いでっ…」

私は閉じていた目を開く。

「康太ぁ…?痛いよぉ?眠いよぉ…?」

私は目をこする。

「新垣…まだ朝の4時じゃん…寝かせてくれよ…」

「寝るのは構わない…だけど、何で2人で、一緒のベッドで寝てんだ!?」

…………。

「成り行きで寝ちゃったんじゃない?」

私は再びゴロンと寝転ぶ。

「おやすみ…」

先生もゴロンと寝転ぶ。
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