紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「あと3分…」

ベッドのスプリングがキシッと音を出す。

ドゴッ

「いってぇーな!」

「優羽に引っ付くなって言ってんだろ!」

康太は何度も先生を蹴り、先生は腰を抑える。

「くっそぉー。授業中に絶対、新垣を当ててやる!」

「どぉーぞぉー♪勉強には自信があるんだよなー」

そう…康太は頭が良いの。

良いなぁ…私も頭が良くなりたい…。

「先生…私は当てないでね!」

「あぁ。俺、優しいから当ててやらねぇよ」

やったぁー。
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