紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「あっ…」

「掛けるのか?」

先生が私の眼鏡を取った。

「掛けるよ!返してよ!」

ぴょんぴょんとジャンプする私を面白そうに先生は見る。

「学校に着いたら、返してやる」

「むぅー…」

康太はリビングに居るから、助けてもらえないよ…。

「学校に着いたら絶対返してね!!」

「あぁ返してやるよ」

私の頬を引っ張る先生。

「むひゃくひゅ!」

「何、言ってるか分かんねぇよ♪」

ムカつく~!

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