紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「女っぽく無いもん…」

単なる平凡な女だもん…。

「俺みたいに自分に自信持てって!」

「先生は単に自意識過剰なんだよ」

小さく呟いたつもりだったけど先生に聞こえたみたい…。

「自意識過剰…?ムカつくなー!」

「キャアァ!ごめんなさーい!」

私が逃げると、後ろから先生が追い掛ける。

「うひゃぁー!ごめんなさーい!」

すぐに捕まり、先生の腕に包まれる。

「殺してやるー!」

「殺さないでー!」

あっ…眼鏡発見!

私の眼鏡は先生のポケットから食み出ている。

「ぇぃっ!」

「うわっ!」

いきなり押されたのがびっくりしたのか、

先生は倒れる。

「えへへ♪ごめんなさーい♪」

眼鏡を奪い取り、私は駆け出す。
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