紙ヒコーキ~思いを飛ばせて~
「ひゃぁっ!」

駆け出した途端、足を引っ張られる。

「いったぁーい!」

私は勢い良く、床に転ぶ。

「春川が俺に勝てる訳ないだろ~♪」

うぅ…先生を甘く見てしまった…。

「ごめんなひゃーい!あっ…!」

眼鏡を再び取られる。

「没収♪」

えー…。

「せんせえ~…お願いですから返してくださーい…」

「学校に着いたら返してやるから」

うえーん。
< 95 / 285 >

この作品をシェア

pagetop