貴方を忘れない
1999年-出会い-
貴方との出会いは
私がまだ15歳で
行きたくもない夜間高校に
合格したばかりの頃。
いつも何か寂しくて。
楽しくなくて。
もう数か月で
高校生活が始まる…
それすら苦痛だった。
一般的に
『ヤンキー』と呼ばれる部類だった私は
いつも遊び惚けて居て
母も、4歳年上の姉も
それをまるで
『地球外生命体』でも見るように
見えない距離を置いていた。
そんな私はある日
似たような感覚に陥る。
それは
次世代ゲーム機と名の付いた
超画期的なゲーム機で
テレビと
ゲーム機と
電話線を繋ぐことで
今では普通になった
『インターネット』に入ることができる…
と言うモノ。
その頃の私には
本当に
触れたこともないようなジャンルで
決して友達と過ごす事に
満足していなかったから
すぐにのめり込むようになった。
『ircチャット』と言う
リアルタイムで
活字会話ができるモノがある。
今では
メッセンジャーなんかが普及して
ほとんど使う人もいないけれど
そのゲーム機発売当初は
そのサーバーへ
アクセスするだけでも
数時間かかり
そうまでしても
どこに住むとも知れない
異世界の住人と
話したくてたまらなかった。
私がまだ15歳で
行きたくもない夜間高校に
合格したばかりの頃。
いつも何か寂しくて。
楽しくなくて。
もう数か月で
高校生活が始まる…
それすら苦痛だった。
一般的に
『ヤンキー』と呼ばれる部類だった私は
いつも遊び惚けて居て
母も、4歳年上の姉も
それをまるで
『地球外生命体』でも見るように
見えない距離を置いていた。
そんな私はある日
似たような感覚に陥る。
それは
次世代ゲーム機と名の付いた
超画期的なゲーム機で
テレビと
ゲーム機と
電話線を繋ぐことで
今では普通になった
『インターネット』に入ることができる…
と言うモノ。
その頃の私には
本当に
触れたこともないようなジャンルで
決して友達と過ごす事に
満足していなかったから
すぐにのめり込むようになった。
『ircチャット』と言う
リアルタイムで
活字会話ができるモノがある。
今では
メッセンジャーなんかが普及して
ほとんど使う人もいないけれど
そのゲーム機発売当初は
そのサーバーへ
アクセスするだけでも
数時間かかり
そうまでしても
どこに住むとも知れない
異世界の住人と
話したくてたまらなかった。